2012年7月4日水曜日

Taking Woodstock/ウッドストックがやってくる!

楽しそうな泥滑り
Taking Woodstock/ウッドストックがやってくる!

グリー前のジョナサン・グロフ!エミール・ハーシュ。ポール・ダノくらいかなわかる人は。
ジョナサン・グロフがやーさんも驚くパンチパーマで、皮の房付きベストを素肌にきちゃって、馬で駆けたりとカッコいいワイルドヒッピーな役どころ。この人素顔はゲイらしいけどあんまりゲイっぽくない。むしろ主人公の方こそゲイっぽくない。
世界が変えたウッドストックフェスを自分の街でやることを決めた張本人のエリオット・タイバーの冒険の3日間。ってあんま3日間けっこう遊んでばっかりだけど。
ヒッピーでらりぱっぱな映画ではなく、60年代が終わり、70年代がもうすぐの新しい時代の幕開けの時期であること、そして田舎との葛藤、なにより家族との葛藤が描写されている。
ちなみにこのを読んでいるんだけど、この本自体がめちゃくちゃ面白い。映画はゲイであることがすごくライトに描かれているんだけど(建築担当のポールに恋して、ベット・インの描写、朝チュンだけすか!くっついてもないし、下手するとベットがなくて添い寝と勘違いするよ)ゲイの孤独と切なさがもっと細かく描かれている。映画中でも超感動して泣いてしまったお父さんとのやりとり、本はもっといいんだよね!
ゲイの人も共感出来る一級の読み物と書いていたけど(参照本当にその通りだと思う。ゲイに興味がある人も満足出来るし、ロック好きにも。

壁の絵が動いて綺麗

映画は、でもキャラクターが良かったです。お父さんもいい感じのクチャおじさんだし、トランスヴェスタイトのヴェルマ(X-manのウルヴァリンのお兄さんLiev Schreiberなんだね)も良かったし、営む民宿の物置に住む前衛アート集団(すぐみんなで脱ぐ)もいい味だしていた。エミール・ハーシュ(お兄ちゃん役はグレイス・アナトミーのダニーだね!)はあまり演技どころの役ではなくイケメン要員といったところ(脱ぐけど!)もっとゲイ描写欲しかったかな。
でもLSDでラリるところとかすごく綺麗で、フェスの楽しさを感じてるみんなが幸せそうで、全体的にとっても良かった!

アン・リーって「ブロークバック・マウンテン」もそうだしてっきりゲイかと思いきや違うんだね。いやあ「ラスト・コーション」見なきゃ。

アイデンティティと闘っていて、面白い本

ポスターも中央はお父さんお母さんなのがいい

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