2012年6月29日金曜日

La piel que habito/私が、生きる肌


アルモドバルの作品は必ず劇場で見るようにしている。色が綺麗だから大画面で見たい。今日がシネマライズで最終日というので、見てきた。


久しぶりに90年代のアルモドバル節というか荒唐無稽で過激なテイスト。

アントニオ・バンデラスの中年の旨味。エレナ・アナヤの美しさ。Jan Cornetも綺麗な男の子で、まあ、性転換してあそこまでの美しさになるのも、なくはないという感じ。涼しげな目。

アントニオ・バンデラスとエレナ・アナヤとのベット・シーンが、金色の刺繍を施した藍色のシーツに浅黒い肌と白い肌が生えて、絵画みたいで美しかった。
あと赤の使い方。ベラ(エレナ・アナヤ)が赤いシーツに横たわるところはゴヤの裸のマハみたいに豪華で、ロベルト(アントニオ・バンデラス)が彼女とテレビ越しに向かいに横たわるシーン!!!!素敵!

娘を死においやったビセンテに穴を作ったところまでは復讐の意図があって、で、どうせ作るなら愛する人の顔に→顔が同じだともうしんぼうたまらん!
なのか、
ビセンテを車で追跡して、誘拐したときに、意図は決まっていたけど、彼がヘルメットを取ってロベルトと向き合ったときに、もうロベルトは既に彼に欲情してしまったのか

私は後者だと思うんだよね。
となると本当に変態だ。

だってだいたいいくらガラ(元妻)の顔をしているからって、自分にそんなことした人を愛するわけないじゃないか。
わからないはずないだろうに。
ある意味本当にどうしようもなく不器用なのか、自殺願望があって、元妻またはベラ(どっちを愛していたのだろう。でも絶対彼自身も愛していたと思うんだよね)の手で殺されたかったのか。

あと一点気になったのが、ロベルトが実の弟セカがベラをレイプしてから、さらにベラに欲望しているということ。弟が犯した女性に欲望する。それこそ本当に本当に変態だあ!
セカと駆け落ちしようとしたガラが大やけどをおってロベルトが必死に看病するのも、だいたいおかしな話だ。普通その時点で裏切られたという感情から憎むか恨むかするのにより愛が深くなった。

どっからどこまで穴兄弟でどっからどこまで性愛なのか。ロベルトはセカにも欲情しているのか。摩訶不思議な世界。でもそれこそアルモドバルのキカとかセクシリアとかの懐かしい世界観。
アントニオ・バンデラスって丸鼻+三白眼と脂とコッテコテの外見なのに、ここまで孤独で狂気を内包している演技が成り立つなんてすごいな。ハリウッドの彼の使い方を間違えている。まだまだカッコいい。見せる身体意識してちゃんと鍛えてるもん。

セックスで交わる前の彼のベラに対する視線が、良かった。
願わくば、ベラがロベルトを殺した事はしかたなかったにしても、どこか胸に痛みを感じていてほしい。でないと報われない。

Hairspray/ヘアスプレー


可愛すぎる世界観!!!!!
最初のシーンで出てくる露出狂のジョン・ウォーターズ!!!
ジョン・トラボルタ!!!!!!!
クリストファー・ウォーケン!
ミシェル・ファイファー!クイーン・ラティファ!
登場人物スゴく良い~
クリストファー・ウォーケンとジョン・トラボルタの踊るシーン最高!ウォーケン頑張ってる。(ミュージカル俳優出身なんだって?このイメージしかなくて)トラボルタもメイクスゴい。胸の谷間とかリアルだった。ミシェル・ファイファーが歌がうまくて驚き。なんでも出来るんだなー。
ザック・エフロンもアイドルって感じが良かった。
60年代の女の子のファッションが可愛いし、ミュージカルシーンは本当に楽しい。これぞ見たかったミュージカルだよ~
主人公この当時17歳だってね。本当に主人公にピッタリ。こんなチャーミングなおデブさん、ザック・エフロンも惚れるって!好きなものは好きで能天気、なんでもやってみる。そしてなんでも自分のいいようにとらえる。(悪口言われても、好かれたみたい♪とか。)
最初のザック・エフロンとの恋のシーンも最高。あと居残りのシーン。クイーン・ラティファのパーティで踊るシーンも。
オリジナルジョン・ウォーターズのヘアスプレーでは、デボラ・ハリーやソニー・ボノが出ているらしいので、チェックしてみよう。
ジョン・ウォーターズ攻略しよう。i love ペッカーしか見た事ないや。
作品はわかんないけど、彼のキャラが好き。ジャスティン・ビーバーの超ファンらしいね。

RENT/レント

RENT/レント
なんだか気分が落ち込んで、歌って踊る楽しい人たちが見たい!とミュージカルを手にとった。
でも見終わってわあー生きてるってそれだけで楽しい♪とはならなかったけど、、、、、
ザッツ90年代!というファッション。Gapっぽいカーゴパンツにヘソが出るほどの短いトップス、肩掛けナップサック。エンジェルの蛍光色使いとあのサイバー系厚底!
wikiっていたら、レントヘッドなる熱狂的ファン、フリークがかなりいて、作家のジョナサン・ラーソンが舞台当日に亡くなってしまったという悲劇的なエピソードがあるとか。
これは舞台のほうがおもしろそうだな。
なんというか最初のアパートの住民らが火を放つところとかモーリーンのタンゴとか電車のシーンとかテーブルの上で踊るシーンとか、とても良かったけど、最後があまりに“舞台”という感じがして。。。。舞台だとあり得るストーリーでも映画にするとなんだかしらけるというかリアルでない感じがあるもんね。
でもそういうものなんだ、と思って見たら、楽しい。特にマークが初給料を得て、打ち上げのお店のテーブルの上に乗ってみんなで歌うシーン。
アキタ・エビータとか、テーブルの上で尊敬するアーティストを韻のようにして叫ぶシーンとか。
この映画は舞台のキャストがそのまま出ているんだね。通りですごくリアルな配役だな、と思った。(主人公のマーク、顔ちょーフツーすぎなんだもん!アメリカ歩いて1分に一人は見かけそうな顔)モーリーンがとても個性的で惹かれた。
あと歌ってるのが本当に歌って撮ってるんだなって感じた。みんな歌いながら息が白いの。歌がリアルだったな。
付随するエピソードを知ると、より面白いね。舞台見てみたい。本場のブロードウェイで。これは舞台→映画で見るべきね。

2012年6月19日火曜日

The Girl with the Dragon Tattoo/ ドラゴン・タトゥーの女



おもしろかった~
ルーニー・マーラは確かにすごく印象的だったけど、そこまで大絶賛なのはよくわからないなぁ。格好によるものが大きいんじゃないのかしら?(今みたらポスター凄いね。乳丸出しやないか)
ていうかキャラ萌え。リズベットのキャラクター、あれはツボる〜 バイクかっけ〜
あの後見人にお仕置きするシーンとかある種の男性はたまらないだろうね。
ダニエル・クレイグはホント頭がちっちゃ〜くて格好いい。あまり男男してないけど。いまっぽいカットの服がよく似合う(あの、ちょっとスキニーっぽいコートとか)逆に昔の服は似合わなそう。あんなんお父さんだったら凄いよ。
スウェーデン版も見てみたいなぁ。主人公達の名前が素敵だった。ミカエルとかリズベットとか。濁点がいっぱい入るね。
でもやっぱりリズベットがミカエルに惹かれる過程がうーん納得できないなー。最初は真性レズって感じなのにね。原作にはある描写が映画では省かれているのかしら?
最後のミカエルへの贈り物のコートをゴミ箱に捨てて悲しいはずなのに、表情には現れない、あの表情が良かった。
ミカエルしどい。。。。。。。悪気ない完璧マン。恵まれすぎて逆に純粋という。
ミステリーの部分は別に驚かなかったけど、キャラクターが魅力的ですね。
そしてなにより、karen・OのImmigrant Songがめちゃめちゃ格好よかった!あれはめちゃめちゃカッコいいよ!!!!!今っぽいね。

※今ちょっとwikiったらマルティン役の人Alexander Skarsgårdのお父さんなんだね!あの人モデル上がりかと思ってたから、お父さんがそんな現役で有名な俳優だなんてびっくり!しかしお父さんわっかいなー。

2012年6月15日金曜日

Spider-Man 3/スパイダーマン3


トビー面白すぎ。

Spider-Man 3/スパイダーマン3

サンドマンは覚えているような気がするんだけど、ヴェノムを全く覚えていない。見てないのかな?
公開当時の記憶があまりない。なぜだろう。。。。劇場で見ようと思ってみていないのかな?1、2は劇場で見たけど、これは絶対見てない。
セクシーモードトビーがめちゃめちゃ恥ずかしくて面白い!恥ずかしすぎてもうやめてえええって足バタバタしたくなる。でも本人いたってまじめっぽいところが面白いなあ。グウェンは年だね。ていうかトビーほかのシリーズに比べちょっと太ってるよね。ブラック版の前髪やだ。でもトビーのこの踊るシーンの腰つきウケる。
MJにプロポーズしようとしたお店の店員が2のMJが出演する劇の劇場係だったのはわかるんだけど、1では何やってたっけな。
ハリーが顔に怪我しちゃうところとか記憶にある気がするけど、ヴェノムが全く覚えていないんだよね。不思議。
ハリーは悲しいね~ハリー大好きだったよ。
ていうかヴィランが2人なのがね。やっぱ科学者がいいよ。ってシリーズ3つとも科学者だったら科学者犯罪者すぎか。


The Amazing Spider-Man/アメイジング・スパイダーマン

実生活でもラブラブ ♡ エマドリュー


アンドリュー・・・・。汁気多いwwww小動物のようにウルウルしすぎ!多動すぎ!!!!!もちつけって!!!!
おもしろいなぁ。アンドリュー・ガーフィールドって人間自体おもしろいのかな?一挙一動がツボでにやにやウケてしまった。
グウェンのエマ・ストーンは、私はキキちゃんも大好きだけど、ヒロインとしてはこっちのほうが魅力的では。まあ役自体が違うんだけどね。キキちゃんは隣のお姉さん的親しみやすさはある。でもコメディエンヌの要素!それはやっぱりなかったので、エマストーンいいと思った。←でもあんまり学園のマドンナっぽくはないね。


エマドリューについて

いいとこ

・アンドリューがやっぱり、スタイル超いい!!!!!顔ちっさ!!!エマより小さくないか?スーツ着てるとほんと言っちゃ悪いが足の長さが全然違う!(トビーごめんよ)ぷりけつ!

・アンドリューにコメディの要素があるというか。。。。。(友達には理解してもらえなかったけど)
トビーはけっこうドジが売りだったけど、アンドリューは、そのドジ度があまりないわりに、役柄的?にけっこうジョークとかいう人なんだなと。
トビーはシチュエーション、行動がドジで笑えるけど、本人がジョークを軽く飛ばしたりということはなかった(マスクつけてると面白いこというけどね)アンドリューのピーター・パーカーは日常でもジョークを言うおもしろい人です。

・人のよさ。純粋さといったらトビーなんだけど、アンドリューは笑顔とかしぐさとかなんていうの画面から人の良さがすごく出ている。きっとアンドリューの人間力ですね。美人&イケメンは性格がいいというか。さっきの話じゃないけど、トビーはナード&ドジだから、人気になると調子のってダークになって指パッチンで女性と踊ったりしちゃう。でもアンドリューはもともとあまりナード要素がないので、もともと恵まれているので、こうモテない原動力というものがなさそうなので、そういったことはしなさそう。調子のるとかあんまり想像できない。大体指パッチンで踊りだしてもトビーみたいな面白さはでなそうだよね。


うーんなところ

一応学校のシーンですが、モデルですか?って感じ。二の腕すごい。
どうやったってダサくはなれない。身体が今っぽいというか
・アンドリュー、かっこよすぎ!!!!!まずスケボーはおかしいやろーーーーーーーーーーー!!!!!クラスの人気ものはスケボーしないけど、かといってナードもスケボーしないよ!!!そして、服がどう着てもおしゃれに見える。あのトビーの服装だっさい感はスタイル良すぎて演出できない。

・メガネおかしいでしょ
コンタクト→メガネ じゃないでしょ!!!!お父さんのメガネみつけてコンタクトからメガネにするとこいやいやいやいや、違うでしょ、と。クモに噛まれたら目がよくなっちゃうというエピソードが好きなのに!あとメガネかけてもおしゃれメガネみたいに見える。(そんなんアンドリューに落ち度ないじゃんね。)

・落ち着きがない。
言葉しゃべれwwwという感じで落ち着きがないところが、ある意味かわいくて魅力でもあるけど、(トビー&キキ子を見直してみて)やっぱり彼らは間とか(まあトビキキはくっつきそうでくっつかなそうでくっつきそうって役の間柄もあったけど)詩的な告白とかがキュンってなったりがあったので、落ち着きなさ過ぎてそういった演出に期待できないのがなー。まあ不器用っていう魅力って思えばいいのかしら。

・うるうるしすぎ↑上に同じ。トビーは静かに涙ぐむけど、アンドリューはすぐ涙腺ゆるんじゃう。まだ泣かなくていいよ、ってところで。ていうか水回り弱い?叔父の死のときも、お口じゅるじゅるしてた。

・クモ糸はやっぱり体内から出て!!!2の恋に悩んで糸が出ない、とかできないじゃん!まあ原作は体内から出ないけどね。でもやっぱり体内から出てほしいの

作品に関して


いいところ

3Dマジスゲェ ホントジェットコースター並みの風景が3Dで凄かった!

うーんなところ

・現代アピールうざい
不必要にさーグーグルとかYoutubeとかあとコナーズとのコンピューターでの頭脳プレイの時のスーパーコンピューターとかさ。あと敵が来るまで携帯ゲームやるとかね。現代のスパイダーマンはこうなんですよ~ってアピールがいやらしいと思います。友達と話していたのが、こういうの書く人って年だよねきっとってこと。
もっとさ環境を現代にするんじゃなくて、今の10代の感覚とか音楽とかそういうのを現代っぽくしたほうがかっこいいのに。アピールするほど冷めちゃうというか。

・主役級以外の役に個性がない
トビキキ時代の編集長とか新聞社の編集部、トビーの家の管理人とか管理人の娘とか。そういった愛すべきおもしろキャラがいない~

今までにない学者という役。ナチュラルに天才の苦悩が演じられていて凄いと思った

もちろんリザード博士はとっても良かったです。でも他はオズボーンの手下のインド人とかしかいないもんね。そしておじさんおばさん美男美女すぎ?あーなんか文句ばっかだな

・怖がらせるのはサム・ライミ
やっぱり、町が襲われるときの人のキャーーーー!って演出は、サム・ライミのほうがいかにもで好きかな。余談だけど、私はキキちゃんの叫びっぷりが好きでした。

以上、やっぱりトビキキシリーズのほうがいいやあ。
ていうか脚本がいかんと思う。監督ワルクナイ!
くどい。子供助けるシーンとか「このマスクをかぶれば君も勇者だ!」とかそういう暗喩?が直接的すぎて。
あと、ばれすぎ。みんなにばれるの早すぎだよお。もっともったいぶろうよ~

このシーン本当に好きだ~アンドリューが優しい目してる

恋うまくいきすぎ。 切なさがないよ!切なさが!ふたりはとっても素敵でアンドリューのエマへの視線とか本当にすっごく優しくて。
でも切なくない!
ていうか、詰め込みすぎた?

別にアメコミなんて興味のない私がどうしてこんなにスパイダー・マンを愛していたかというと、ダメ男がどんどん成長してヒーローになる過程なんだよね。ダメ男ブレイクアップの要素がさ!!ばれるばれないもすごくドキドキしたし。それがないとなると、スパイダーマンのせっかくの特徴が。。。。。。。
これじゃそのほかのアメコミものと変わらないじゃんっていう。
今話題のスパイダーマンって、こんな感じなんだーって見る分にはすごく面白いと思うけど、ヲタクたちの偏愛の対象にはなりえないというか。

これじゃ、この夏のアベンジャーズ、バッドマンらアメコミヒーロー商戦には勝てないよ。とか思いました。
エマドリューが素敵な分余計残念でならない!!!!!!!!!
くれぐれもエマドリューはすごくいいんだよ!!!!アンドリューかわいいしさ!!(アンドリュー、ちょっとスパイダーマンとして不安だったけど、その人間力の愛らしさで、スパイダーマンであることには何の文句もなく、むしろ彼は適任!といいたいです。)

脚本がさーー!!!!!!!!!!

ああやっぱりスパイダーマン、スパイダーマン2が最強に好きだな!!!ブルーレイボックス買おうかなもーーーう!!!


We Need To Talk About Kevin/少年は残酷な弓を射る


We Need To Talk About Kevin/少年は残酷な弓を射る

※ネタバレしているかも

エズラ・ミラーの睨みが予想を外れてあまり色気を感じなかったのが不思議。
そういう風に撮っていないから、との友達の意見。確かに。。。。。。
自慰を母ティルダ・スウィントンに見られてしまったときの、隠すでなく母親に見せつけるように睨むところ。(このとき、上半身裸なんだけど、背中のにきびが生々しい10代というかそういう印象を持った。友達曰くもっと綺麗に撮ろうと思ったらあおひげも綺麗に修正するとのこと)
ドリーマーズのルイ・ガレルが双子の姉エヴァ・グリーンに命じられてマイケル・ピットの前で自慰をするシーン。すごく色気を感じた。
私が映画の主人公に恋するとき、それは視線で、ルイ・ガレルの上目遣いはとてもセクシーだった。でも、エズラ・ミラーのあの上目使い、睨む目つきはセクシーさを感じなかった。
まあ話の次元がそもそも違うけど。てか最初にこの感想ってちょっと人として恥ずかしいね。。。。。。でも絶対好きだと期待してたんだもん!!
だってそれは色気を感じていいシーンでしょ?
不器用な女親に母を憎悪する息子がテーマで、しかもその少年は妖艶な美少年。←美少年じゃなくてもいいはずなんだから。それはどこかにセクシャルな要素を感じてほしいからの配役なはず。だからそう見ていいはず。そう見たけど、あまり色気を感じなかった。
アメリカン・サイコのクリスチャン・ベイルはサイコでありつつも色気を感じたよ。エズラくんはサイコは感じたけど色気がなかった。
なぜでしょう?うーん。
サイコや時計仕掛けのオレンジみたいに本当にはなから狂人というわけではない。一線をこえたフリークはそれだけでもう個性というか。アイコンになるカリスマ性があるからね。そういう意味での色気とうちなる色気はまた別?からっぽな感じかな?でも彼はからっぽって感じたことは、彼の演技の力量で、からっぽで痛みを感じることができないから(6歳くらいの時母によって骨折してしまったが、泣くことすらしない)のおぞましい行為で、そしたらエズラくんの演技は成功しているということになるのかな。(本当にいやらしい、憎らしい子という感じはすごく出ていた。小さいころからのTシャツをへそ出しくらい小さくなっても着続けるとか。余談だけど、幼少期のケビン役Jasper Newellもすごくうますぎてびっくりした)

やっぱりわからないのは、母が助かったのは、偶然?それともわざと?母も殺されていた可能性はあるの?
その行為は両親の決断に対して行われたなら、ケビンはどっちにいくはずだったの?
考えれば考えるほどわからない。
そして理由も。。。。。
毒になる親という本で、暴力はなかったが、日常的に母親(片親)から呪いの言葉をかけられていたある男性は、独り立ちしてすでに一緒には住んでいないのに、まるで母の呪いの言葉を実行したいかのように、自暴自棄で死にに行くような生活を送っていた、という例が載っていて、ケビンも母からかけられたそういう言葉に呪われて自身の首を絞めていたのか。。。。
子ども時代を振り返るワンシーンでは、ところどころ、肩に手をおいたり頭をポンとしたりするはずであろうところで、ふれあいというか母が触ることがなかった。
でも父は?彼にはケビンとの間に母があまり得意でない肌と肌のスキンシップはあった。
父を愛していなかったのか。はたして愛していたから肝心なところで自分を理解してくれないことに、裏切られた気持ちがしたのか。だからめちゃくちゃにしてしまったのか。
母は愛していないから生かしてやったのか。愛の裏返しのものすごい憎悪がぐちゃぐちゃになって殺せなかったのか。
考えれば考えるほど、後味が悪くて、胸が痛い。
でも、最後、母がようやく息子と対峙しようと決心したようなそんな強さでケビンを抱きしめるのが唯一の救いだなと思った。

2012年6月11日月曜日

Kevin & Perry Go Large/イビサボーイズ GO DJ!

Kevin & Perry Go Large/イビサボーイズ GO DJ!
汚い……。汚いよぉ〜
主人公が全然愛らしくないし笑って笑ってって暑苦しい感じが嫌でした。
えげつない笑いがイギリスなんだろうけど、女の子が鏡に向かってニキビやへそピの膿をつぶすところとかそこまでしなくていいじゃないか。そこまでいくと笑えないよ。グロいよぉ~
驚いたのはペリー。Kathy Burke演じていて、しかも調べたらこのとき36歳なんだってね。しかも主人公ケビン(Harry Enfield)は39歳!ギャグものとしてもそれで童貞はどうしたって無理だろうよ!イギリスゆるすぎだよ!(スパイダーマンもトビー30近くでティーンやったけどさ)
ペリー演じているおばちゃん、いい味だしていたけど、やっぱりわかったよ。おばさんって。
リス・エヴァンズはお得意俺様キレキャラ。目からアルコールを摂取する。粘膜摂取すると吸収率がいいらしいよ。(参照
こうやって飲む(?)
まあいつの時代も童貞ものは鉄板なんだね!2-3回笑えるところはあった。
童貞をバラされ、赤くなるシーン。顔料塗り過ぎだって!
イビサって本当にあんな海岸で5メートルおきくらいにセックスしてるもんなの?

Once Upon a Time in the Midlands/家族のかたち


刑務所からの出戻りダメ男(ロバート・カーライル)が娘が既に12歳となりナイスガイ(でもたよりない)ボーイフレンド(リス・エヴァンズ)もいる主人公(Shirley Hendersonの元に帰ってきた!
リス・エヴァンズが人はいいけどどこか抜けてて頼りない男を演じている。いつものキレキャラとはちょっと違った雰囲気。愛さずにはいられない!
けど、けど、これは私はけっこうロバート・カーライルのほうが好きかも。フルモンティ の人。この憎まれ役を愛らしく演じられるのは凄い。ダメなんだけど憎めない、どこか哀愁もある。どうしようもないのに、かまいたくなる、母性本能をくすぐる色気がある。

イギリスの下町の家族風景ってやっぱいいねー。ドラマShamelessはもとイギリス原作というが、こんな感じの雰囲気なんだろうね。イギリスだからこそある家族風景というか。アメリカは貧しいと家族をやたらに増やさなそう。THIS IS ENGLAND とかの雰囲気。みんなはちゃめちゃだけど、底には愛があって。憎まれ口をたたくけど、気になってしょうがない。子供たちもすごく可愛いし、(車の中でみんなで歌うシーンとか)なにより主人公の娘役(Finn Atkins)がかなりキーになっていたので、この子の演技の巧さはかなり寄与していると思う。なにより、主人公にソックリだし!義姉のKathy Burke(裏切りのサーカスのあのコニーなんですね)もいい味だしていた。
にしても訛り酷すぎ。shit が「シェイット」になっている。。。。特にロバート・カーライルはなんて言っているのか全然わからなかった。あと主人公がシャーリーで、義姉の別居中の夫(Ricky Tomlinson)←イギリスでは有名なコメディアンみたいですね。
がチャーリーなんだけど、リス・エヴァンズがどっちを呼んでいるのか判別つかない。。。。あと、リスの同僚でKathy Burkeの娘の彼氏がドーナッツってあだ名で可愛かった。
でも最後のリス・エヴァンズの告白シーンは、今までの気弱さから一転、この役の魅力を一番魅せるシーンで、それがすごく格好良くって(勇気を振り絞っているところは愛おしい)、その魅力を120%魅せることができるのも演技力なんだろーな。すごく素敵でした。
ファミリーものが今すごく見たい自分としてはリス・エヴァンスだけでなく、作品としても満足。

2012年6月7日木曜日

Greenberg/ベン・スティラー 人生は最悪だ!


本当に好きだ!!!Noah Baumbach のリアリティ。劇場公開されなかったのか!

笑えないダメ男。
ダメさ加減が痛すぎてもはや笑えない。

イカとクジラ はまだ主人公が若いからいいけど、このベン・スティラーの痛さ加減といったら。
痛いといってもありえないような奇人ではなく、どこにもいそうな感じ。強迫神経症で、精神科に入院していたというけれど、なんかこういったこれくらいの変人は結構いそう。昔の青春時代にいつまでもとらわれている。なんかこの年が主人公の映画ってみんなそう。てかその年になるとみんなそうなるのかな?(怖い)

こんなダメ男となしくずしの関係を持つフローレンス(Greta Gerwig )もいい感じ。「長い付き合いの彼氏と関係が終わって、会って→ファック が3回も続くのはいや」とかすごいリアル~。いやあ一見するとだらしないって思うかもしれないけど、これって結構あることなんじゃないかな。
ロジャー(ベン・スティラー)のアイヴァンス(リス・エヴァンズ)に「他の人は俺の事なんて言ってる?」って自分で聞いておいてのあの返し!!!あーなんかこういう人いるけど、一概に自分は全く違うとは言えないな!!!と。
そのほか刺さる言葉がいっぱい。フローレンスが身勝手に振る舞うロジャーに対して「傷つけられた人は傷つける」。
ロジャーが若者に文句タレる言葉「君ら若い子は自信に満ちあふれ、不安というものとは無縁だから本当に意地悪だ。僕みたいな年上に好き勝手言う」
とか。リス・エヴァンズはベン・スティラーの親友役。イギリス人で大学時代は人気者。「やっと思い通りに行かない人生を受け入れたところなんだ」とか!!!!

あー。今ですらかなり心の中に刺さるのに、ちょうど同い年のくらいの人はどんなにハートをつかまれることか!公開すればよかったのになあ。もったいない。
私が今一番気になるZosia Mamet や、あとDanny Franco も出ている!!(笑うとお兄ちゃんソックリ)グウィネス・パルトロウの弟Jake Paltrow も出てるらしいが、誰だかよくわかんなかった。

Noah Baumbach  は、マーゴットウェディング は全然好きじゃなかった。多分ジャック・ブラックが本当に愛嬌をまるで持ち合わせてなくて虫酸が走るくらいのダメ男だったから好きになれなかったんだと思う。(べそかくところとかほんとムカムカする。これが日本で受け入れられなかったからこの映画はDVDすらスルーになったの?ジャックのせいだ!)。イカとクジラ は本当に好きな作品。主人公はきまってダメ男なので、きっと俳優の実力(というか人間力?)が試されるのかも。

現実を受け入れる事。頑固にならないこと。なんか自分にとても共通する点が多くて(いつまでも夢想しているとかね)イタいけど、大切、そんな作品だと思った。ちなみにこれ、itunesで購入した。DVDが出ていないというから。でもいつかNoah Baumbach の作品を買い集めたい。

あと、音楽がLCDsoundsystemというけど、あんまりそんな感じしなかったな。彼の作品をイメージしすぎていたのかも。でも良かった。心理描写的な音が心地よかった。普通に映画に合っていてとてもよかった。
あとカメラワークが良かった。動物病院の犬の頭の視線から映るところとか。

結末はどうなるのかな?フローレンスとうまくいくと、いいなぁ。

Love, Honour and Obey/ロンドン・ドックス

Love, Honour and Obey/ロンドン・ドックス
rhys ifans祭り。このころはブリット・ポップも結構終わっていたと思うけど、イギリスおなじみの俳優陣が集まっていて素敵。キャラクターが全部俳優そのままの名前が使われていて、仲いい雰囲気が映画全体に溢れていて。

にしてもロンドン・ギャング、厨房みたい 笑 ギャングというよりもはやチンピラ。。車に落書き~!とか。いいおじさんたちの抗争がガキの争いww 逆に微笑ましい。
空気読めない主人公が殺されちゃうんだけど、主人公があまりに感情移入出来なすぎてつらかった。まわりのやつのほうが愛らしいというね。

jude lawがカッパの上下ジャージが異様に似合っていた。もはやスーツより。
私生活で長年夫婦だったSadie Frostがちょっとあまりに可愛くなくてびっくりした。ブスな女優さんだなーと思って調べたら奥さんだったSadie Frost!!!って。メイクかな?逆に今より可愛くない。(しかもwikiったら彼女違う人との結婚期間中に不倫してジュードと結婚したんだね!イギリスじゃセレブって感じだし、なんかイギリス人にとって魅力があるのかな?)劇中は人気女優という設定で、すっぱすっぱタバコすってて、ギャングのフィアンセ。おどしに彼氏を使ったりする。あまりに美人じゃないからコメディ要素かと思ったよ!

rhys ifansの役どころは可愛い!
日本語吹き替えで見たので、rhys ifansが家族と話すシーンが、大阪弁になっていて。(そう、吹き替え結構良かった!うまかった)ちょっとこの英語を聞いてみたい。ウェールズなまりそんなに酷いのかな?最後の結婚式での銃乱射の前に聞いていたのは、ノエル・ギャラガーの曲。他にも今のイギリスのセレブが活躍してて、ブリットポップの影響の大きさを感じさせる~

にしてもイギリスのセレブもそろそろ世代交代していいよね。ベッカム夫妻、オアシス、ユアンマクレガー、ブラー、ジュード。ずっと変わらないね。そっち系が大好きな人に出演者見ただけでも見たくなるかも。

でも最後は今までのほのぼのから打って変わって真のギャング映画らしく超残酷で、後味すっごく悪い。

何より驚きなのが、主人公Jonny Lee Millerが、アンジェリーナ・ジョリーの最初の夫ってこと!!!!「サイバーネット」で共演し、結婚って!「サイバーネット」見た事ある~昼の映画再放送で!時代を感じるな~けっこう今見ると本当にキツいけど(ファッションとか。ハッカーの話にしてもパソコンがもう超時代感じるもんね。画面がカラーですらないし、、、90年代だから。)けっこう面白かった記憶。金髪にしてたような。
にしてもすごい差。今やハリウッドで一番稼いでいるアンジェリーナ・ジョリーに比べて。。。。なんで結婚までいったの?って思ったけど二人とも芸能一家なんだね。芸能一家だと役がつかなくて食いっぱぐれても食ってけそう。

結構笑える。私イギリスとアメリカのジョークだったら、イギリスのほうがあってるかも。
下品度じゃなくて。別に下品大好きだし。アメリカのジョークであまり爆笑したことがない。クスっくらい。イギリスのえげつないかんじのほうが好きなのかもなー。

2012年6月6日水曜日

Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング


リス・エヴァンズを攻略するために。快楽殺人鬼の話はすごく興味深くて「異常快楽殺人 平山 夢明 とかすごく面白く読んだし、計17人の男性を殺し、犯し、喰らったゲイの美声年ジェフリー・ダーマーの話とかうわぁうわぁ思いながら読んだけど、映像は別。。。。。
昆虫の孵化シーンも見れないのに、グロすぎる。。。。。。
叔父の未亡人、レディ・ムラサキ(コン・リー)がエロすぎた。。。。。誰としゃべるにも今にも事に至りそうな、キスしそうな身体をからめられそうな距離で話すもんだから・・襲われてもしかたない、と思った。(なんだそれ)
セクシーすぎるけど、それ以外は特に特徴のないキャラクター。ハンニバル(ギャスパーウリエル)の奇行止めたれよ。愛があるなら、その愛でさあ。最後ハンニバルが「愛している」と告白する(人殺している横で?って感じだけど)に「あなたのどこに愛すべき価値があるの?」ってアンタ冷たすぎるだろう。愛する努力が見られないというか。もっとやりかたがあったのでは?口だけじゃんね。「やめて」って。まあ本人の意思が固いのはあるんだろうけど、殺人だよ?
ギャスパー・ウリエルは声がすごく良かった。顔も奇麗。冷たい奇麗さ。左ほっぺに昔に怪我をしたのか、ちょっと表情が動くだけで、えくぼみたいにくぼむ。それがキュート。これは他の映像も見てみたいぞ。可愛い役どころだったらすごくかわいいじゃないか!「かげろう 見よう。
笑い方も口が大きいから、歯をみせずにニターっと笑うとサイコな笑顔が怖いほどに奇麗。奇麗すぎて怖い。戦慄が走る美しさ。
結構演技がうまいんだなあ。とても美しすぎるから(英・米で最近見るも美しい男性って、いるだろうか。画面に映っているだけで、何もしなくても吸い込まれるような人。思いつかない。)演技も結構うまいのが意外というか驚きというか。英語もうまい。
これは脚本が微妙なんじゃない?次々と都合良く明るいところに集まる虫のように殺される人たちがハンニバルの近くに来て殺されに来るのもなんだかなあと思ったし。
リスはあえてジャーマンっぽい発音をしている気がした。うん。普通にすごーくかっこよかった!
「俺はお前に謝らない」ってウリエルにほほスリしながらささやくように吐き捨てるシーンとか。
ただ、胸板が全然なくて 笑 まあそんなだらしないところもセクシーさではあるけど。
バスルームシーンで、召使いに胸毛をそらせているのが羨ましかった!あと服装も素敵。リスは、毛ものが似合うね!

2012年6月4日月曜日

Choke /セックス・クラブ

Choke /セックス・クラブ
サム・ロックウェルってクチャクチャでかっこいい。クチャカッコいい。セックス依存症の中年男の母親からの親離れの話。セックス依存症の原因は納得だし、ちょっとかわいそうで涙もので時折挟まれる過去の主人公(crazy,stupid,loveのJonah Bobo)、と母親のシーンは切なかったけど、最後がなんかなあなあ。
設定もなあなあ。主人公が18世紀のアメリカを舞台としたテーマパークで中世の人のなりをして働いているんだけど、医学部を途中で中退したって設定おかしくない?そこまで頭よかったらテーマパークでは働かないでしょ。せめて教師目指してたとかさ。ヒッピーの母親のもとでどうやって医学部通ってたのよ。主人公が依存症になったきっかけとなった過去を演じているのがこれまたサム・ロックウェルでちょっと髪型違うだけなんだもん。もっと青年の俳優とか使わなきゃリアリティないよ。最後もペイジとのくっつきかたが微妙。そういうオチ?という感じ。途中まで結構素敵だったのに残念。依存症の人の性質にはすごく納得させられたのにな。「(子どもの時)母さんがいつ消えるかわからなかったから、結局いつも俺は誰とも恋愛出来ずに母さんの所へもどってきちまう」っていう。ちょっと涙な部分もあっただけに最後が残念だ。邦題もすごく残念。クラブっていうと楽しんでるみたいだよね。本人達は依存症で苦しんでるのに。でもサム・ロックウェルのくしゃくしゃでヨレヨレなのにセクシーでそれはよかった。他にももっと見てみたいな。もっと味のあるダメ男ができるはず!
これ、原作ファイト・クラブの人なんだね。ますますもったいない。

2012年6月3日日曜日

Some Like It Hot/お熱いのがお好き


Some Like It Hot/お熱いのがお好き
ビリー・ワイルダーを攻略しようと思って2作目。トニー・カーティスが本当に麗しかった。もちろんマリリンも素敵だったけど、7年目の浮気のほうが可愛かったな。 ジャック・レモンの女装姿が可愛い。オズグッド3世に求婚されて婚約するけど最後は男だと告白しても「誰にでも欠点はある」と意思を変えない。 女装姿もすごくしっくり来ていたし、役的に隠れゲイだったのかな?なんて。59年の映画だけど20年代の再現映画でとにかく服装が可愛い!マリリンの白いビーズのついたドレスとか、ダチョウの羽があしらわれたワンピース&羽とレースの頭飾り、黒いファーのスケスケネグリジェ、身体の線があらわすぎるドレス(よっぽどショーパンとかよりエロいよね。胸の部分は透けていてティクビの部分がレースの飾りになっていてやっと見えないくらい)その上に豪華な黒いファー。トニー・カーティスのマリンルックも最高だった。なにより20年代の女性の頭!ぴったりしたボブのウェーブに頭にぴったりの帽子! あと、映画タイトルの文字が全体的に可愛かった!

Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡る



79歳のおばあちゃんと19歳の青年の真の愛の話。70年代なのに凄いな。 プラトニックで終わらせずにちゃんとベットシーンもある。でもキスシーンはあまりなくて、ほっぺにチュ。これが限界だったんだろう。ハロルドはモードに出会うまで「生きてなかった」。モードによって変わっていく様は本当に感動的。モードの少女性もすごくかわいらしい。こんなおばあちゃんなら、恋しちゃうのも納得。後半は本当に恋人同士な感じで、すごく微笑ましい。語られる事はないけど、腕に刻まれたアウシュビッツの番号。普通に老衰で死んじゃって終わるのかと思ったら、自殺!恋させておいて、ちょっとひどいよね。

get real /同級生

主役スティーブン演じるべン・シルヴァーストーンは小役の時にとてもかわいかったらしい。(このときは微妙)恋人のジョンはクラスの人気者っていうのはわかるが一般的なハンサムではない。リンダがぷりぷりしてて可愛かった。主役スティーブンに入れこんでみると、ロマンチック。でもやっぱりジョンがスティーブンに恋する過程は理解出来ない。ゲイだって誰にも告白出来ずにいた中で初めて出来たゲイ友だったからそこまで猛烈に恋できたのかな?それまでなんとも思ってなかった相手なのに公衆トイレでゲイとして出会っただけで、クラスの人気者の彼がいじめられっこの主人公をそこまで好きになるなんて変だよ。それまで意識してたならまだしも、出会ったときはろくに名前すら知らなかったのに。だいたい主人公は女々しいし、あんなに人気者だったらゲイにとっても人気者のはずでもっとマッチョな筋肉を好物とするはず。むーん。でも主人公の苦しさとかばれちゃうんじゃないかってハラハラするところはすごく、ロマンチックでよかった。