ビル・カニンガム&ニューヨーク
ファッション関係のお洒落お洒落した映画というより、勤労讃歌。
ニューヨーク・タイムズのストリートスナップ担当フォトグラファー、ビル・カニンガム82歳。
おじいちゃんなのに本当にパワフル。ファッションの審美眼は凄いけど、自分は、作業員服、レインコートにはガムテで補強。コーヒーは安いほど美味しい。
写真をとっているときが、まるで子どものように楽しそうで楽しそうで。独身だからか本当に子どものようだった。
人を傷つける事が大嫌い。口出しさせたくないからお金はもらわない。
でもみんな彼のプライベートについてはあまり知らない。仕事仕事仕事仕事!
かといって閉じているわけではないんだけど。職場とかにいそうな感じ(人との距離の取り方が。)
バースデイを祝ってもらったときの喜びの顔、みんなの暖かい笑顔、本当に大きな大きな子どもっていう感じなんだろうな。
綺麗でフワフワなものが大好き、でも自分はとことん質素で勤勉。くそ真面目。
印象的だったのが、「恋をしなかったんだ」
という言葉。
「今までに恋愛関係になった人はいるでしょう?」との質問に。
そういうことも、あるよね。なにも、いけなくないんだよな。
人が評価されるのは、1に2に仕事。
あらためて感じてしまった。
こうやって、何十年にわたって、NYのファッション史を記録していくことは、彼にしかできないことだと思う。
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